「真のブラック企業」は表に出てこない
興味深い記事を発見しましたので、紹介します。
なぜユニクロだけ“ブラック叩き”にあうのか:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131031/255359/?P=1
ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは、文芸春秋に対して、名誉を
傷付けられたとして損害賠償などを求める裁判を起こしていました。
判決の出た10月18日、東京地裁はファーストリテイリング側の請求を全て退けました。
記事によると、判決を下した土田昭彦裁判長は「取材に対して、月300時間以上働いて
いると本で証言した現役店長の話は信頼性が高い」
「(中国工場の)現地取材などから真実と判断した理由がある」と指摘したそうです。
この判決を不服として、ファーストリテイリング側は東京高裁に控訴しています。
ユニクロは、かねてからブラック企業ではないかと言われてきました。
本当にブラック企業なのか??
ネット上の情報では、おでんは判断できません。
過酷な、厳しい労働条件なのは読み取れます。
だからと言って、ブラックって断言するのもおかしいです。
ユニクロも、サービス残業を厳しく取り締まってます。
ま~、サービス残業はダメっていっても、現場ではサービス残業しなければならない状況に
なっているのではないでしょうか?
経営側は、サービス残業ダメ、したら懲戒処分って言ってますが、現場の方は、サービス
残業をしなければ、ノルマ達成できない、仕事が片付かない状況になっているのでは
ないでしょうか?
サービス残業をしないように厳しく取り締まっているだけでは、問題の解決にならないと
おでんは思います。
で、記事に興味深いことが書いてありました。
——————-(記事から引用)———————————————
数年前にブラック批判を受けたある飲食店チェーンを引き合いに出して説明する。
この企業は厳しい新人育成が原因で、若者を中心にブラック批判が相次いだ。そこで経営者
採用方針を大幅に刷新した。学生向けの採用説明会では、「うちは厳しい。相当、覚悟して
入ってもらわないと続かない。その代わり、短期間でたくさんのことが学べて、早く成長で
きる」と繰り返し訴えたという。
それまで、入社後に新人を厳しく育てることはほとんど伝えていなかったという。
厳しい環境だと伝えて学生が集まらないことを懸念したのだ。結果、想定を上回る学生が
採用できた。
しかし、学生が期待していた職場のイメージと現実があまりに乖離していたため、
新入社員の多くが数年以内に離職した。
採用方針を変えて、「厳しい会社だ」と事前に伝えたところ、離職率は大幅に減った。
同時にブラック批判も消えていったという。
——————-(記事から引用)———————————————
会社の実情(厳しいってこと)をきちんと説明した結果、覚悟を持った若者が入社し、
頑張っているってことのようです。
う~む、理想と現実があまりにかけ離れていると、人ってその事が嫌になりますよね。
いい事ばかり言うのではなく、きちんと会社のことを説明する必要があるんですね。
また、記事にはこうも書かれてました。
——————-(記事から引用)———————————————
「ユニクロに対する批判がバカらしくなるほど、“ブラック度”の高い企業はたくさんある。
ユニクロの影に隠れた真のブラック企業を撲滅しない限り、本当の意味で働きやすい
労働環境を実現することはできない」と新田氏は警鐘を鳴らす。
——————-(記事から引用)———————————————
ユニクロ以上にひどい会社があるってことです。
怖いですね。
国は、きちんとブラック企業を洗い出し、公表してほしいものです。
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タグ:ファーストリテイリング, ユニクロ, 文芸春秋, 真のブラック企業