大阪府岸和田市の生活保護めぐる訴訟

ちょっと前になるますが、大阪で、生活保護申請却下処分の取り消しを求めた訴訟の判決が

10月31日に出ました。

【関西の議論】極貧30代に行政「若いし仕事探せ」は無法か…パンの耳、たらい風呂、生活保護申請却下に司法は「認めろ」(1/4ページ) – MSN産経west

 

市の保護申請の却下処分取り消しを求め勝訴した原告の男性は、求職に奔走しつつパンの

耳をかじり命をつないだ日々を「地獄でした」と振り返ったとのこと。

その男性は、中卒で特殊な技能や資格がなく、「組織的な人間関係のトラブルから仕事が

長続きしない」という性格だそうです。

会社の統廃合、幾度も派遣切りにあうという不運もあり、なかなか定職につけなかったよう

です。また、その状況で結婚し、義母の世話もしなくてはならないということで、岸和田に

移ったそうです。

 

記事で、

「 “新天地”で求職活動を始めたが、現実は厳しかった。「仕事は探せば何とかなるという

考えがあった」が、面接を受けては落とされ続けた。」

とあります。

おでんも病気で転職しようと仕事を探しましたが、ことごとく落とされる、それもほとんど

書類審査で落とされたという経験をしていますので、この状況は良く分かります。

 

市に生活保護を申請しに行ったとき、

「そうですか。病気でもないんですから、健康だから無理です。若いし、まだ仕事を探せば

見つかるので、探して仕事してください」

と言われて、断られたとのこと。

この窓口で対応した職員は、現状の就職状況をまったくわかってないですね。

学生でさえ就職が厳しいのに、30代、40代の再就職はそれ以上に厳しいってことを理解

してません!!

「病気もちでなく、若いから」って理由で、その人の就活状況と生活状況を把握しようと

せずに申請却下するなんて、許せません!!

この方は、裁判で認められたけど、他にも似た人がいるのではと心配になりました。

その一方で、生活保護を不正に受け取っていると話も聞きます。

国、地方自治体が生活保護を申請した人の審査をきちっとして欲しいと願うおでんです。

ハローワークとも上手く連携して欲しいものです。

 

 

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