派遣制度の見直しで、テレビ局が大変なことになるらしい

現在、安倍政権は、派遣制度の見直しを行っています。

概要はと言うと、どんな仕事でも労働者1人あたりの派遣期間を「原則3年」に統一すると

言うもの。

今までも、派遣の労働者に仕事をまかせられる期間は「最長3年まで」だったんですが、

26の業務だけは例外で「期間制限なし」になっていました。

この26業務は、通訳、秘書、ソフトウェア開発など専門性が高い業務で、その中に

テレビの仕事である「アナウンサー」や「放送番組の演出」も入っていました。

で、なぜ、テレビ局が大変なことになるかと言うと、テレビ局という職場、そのなかでも

番組の制作現場は、「派遣労働で成り立っている」らしいです。

もし、派遣制度が改正になり、3年の期限となると、人気があるキャスターでも、

3年たてば交代になります。

ヒット番組を出してるプロデューサーやディレクターたちも、3年で働いている現場を

去らなければならないんです。

そうなると現場は、大混乱でしょう。代わりの人が、前の人と変わらなり能力をもってる

人なら、人気は保つかもしれませんが、全てそうとは限りません。

【参考記事】
キャスターは「3年かぎり」。プロデューサーも3年で交代。派遣労働の見直しでテレビの制作現場は大揺れ(水島宏明) – 個人 – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20130821-00027424/

 

派遣の人も、現場が変わり、次の仕事がすぐに見つかれば良いのですが、見つかる

可能性は低いとのこと。

一応、無期契約も可能みたいですが、ほんの一握り(制作会社の幹部クラス)みたいです。

派遣社員の仕事確保の問題、番組の質の低下が危惧されますね。

民主政権の時、労働者保護をやや強化する方向で法改正されましたが、これに対して

経済界がより派遣を使いやすいようにと要求し、安倍政権が年明けの通常国会で改正する

ことを6月の成長戦略に明記し、検討されていたのが問題の最終報告案です。

派遣制度、おでんは嫌と言うか嫌いな制度です。経営側よりの制度って感じがします。

今回の派遣制度の改正で、所得格差がなお広がるような気がします。

皆さんは、どう考えますか?

 

 

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